2学期始業式

 2学期が始まりました。また皆さんに会えてこうしてあいさつを交わすことができて本当に良かった。まだお休みモードの人は少しずつ学校生活のリズムを取り戻し、お友だちや先生と楽しく元気よく遊んだり勉強したりしていきましょう。いま、4人のお友だちが頑張りたいことを発表してくれました。一人ひとりのチャレンジ、応援していきたいと思います。5年生が田植えをした田んぼ、8月11日に田んぼに行ってみたら、ちょうど稲の花が咲いていました。今年もたくさんお米がとれるかな。楽しみですね。

 さあみなさん、これ見覚えありますか?じつはこれ、1学期の終わりころ、〇〇さんが、「これ、校長先生にあげるよ。」と私に手渡したものです。〇〇さん以外にも、朝の登校の時に手に持っている人がたくさんいました。畑にあるものをとってきたらそりゃ大変なことだけど、畑じゃなくって自然にあるもの??そらまめみたいなこれって、なんだろう・・・そんな思いがふつふつとわいてきました。よしこれはこの夏の自由研究だ!と思い、調査をすることにしました。

 まずは、そのものをじっくり観察することにしました。大きさ、形、色、手触り…これをもとに調査を続けます。でも、これだけじゃなかなか判断できないぞ。よし現地に行って生えているとこを見てみよう。場所は、高山大橋のところって聞いていました。大橋に行ってみました。私がもらったあの物体が手の届かない上の方にもあるある。葉っぱの間をよーくみてみると、ほかの木にまきついているように見えました。物や生えている様子はよくわかった。でもこれが何かはまだ全然わかんない。そうだ、スマホに便利な機能があった。Googleレンズっていうので焦点を合わせると、それが何か教えてくれる機能。早速やってみると…出てきた出てきた。なになに?豆…うんたしかに。ライマメ…聞いたことないなあ。でもよく見るとさやに白い毛はないから違う感じがする。インゲン?…いんげんは知ってる、そうじゃない。この結果は役に立ちましたか?・・・いや、立ってないよ、どうしよう、困ったなあ?いいことを思いつきました。 詳しそうな人に聞いてみよう。関先生に早速尋ねてみました。「先生、これなんだかわかりますか?」「ねむの木の実?いや『フジ』かな。『ヤマフジ』っていうのもあるしね。」フジかあ。フジってきれいな花の房は見たことあるけど、実は見たことないなあ。フジってこんな実なの?確かめようと思いました。確かめた方法は・・・図書館にある図鑑です。松倉先生に植物の図鑑があるところを教えてもらいました。花と実の図鑑ていうちょうどいい図鑑がありました。早速フジを探してみると…ありました。本当だ。ソラマメみたいな実がなるんだあ。知らなかったなあ。たしかに絵を見ると形もよく似ている。でも、大きさが書いてないからよくわからない。さらにさらに調べてみよう。今度はインターネットで フジの花と実で検索してみました。自分が見たものと同じ実の写真が出てきました。これだけじゃなく、ほかのサイトにも紹介されていました。写真の下に書かれている実の特徴も、自分が調べた特徴と同じでした。さらに調べると、フジには「フジ」「ヤマフジ」「ナツフジ」の3種類あることがわかりました。 葉っぱと弦のまき方に違いがある。よしもう一度現地で見てみよう。「葉っぱは6対で細長い」「つるは右まき」さっきの表で確かめると…これは「フジ」の特徴といっしょだ。

 わかったこと。○○さんからもらったこの実は「フジ」の実の可能性が高い。でも私は、花も熟した実も見たことがないので、より正しく判断するためには、秋の熟した実、そして、春の花を観察する必要がある と結論付けました。来年の5月頃には、明らかになると思います。そして新たな疑問… この実食べられるのか!

以上、私のこの夏の自由研究でした。